矯正の種類には大きく分けて3つの種類があり、「表側矯正」「裏側矯正」「マウスピース矯正」があります。
表側矯正(ワイヤー矯正)は矯正治療法の中でも最もスタンダードなもので、ブラケットやブレースと呼ばれる矯正装置を歯科用接着剤などで歯の表面に取り付けワイヤーを通す方法。
ノーマルな金属製のブラケット以外に、目立ちにくいセラミック製やプラスチック製のブラケットがあるほか、透明やゴールドなどの審美装置もあります。
表側矯正の派生として、「デーモンシステム」というものがあり、従来のブラケットと違い、ハイテクワイヤーを使用した痛みが少なく効率的に歯を動かすことができる治療法で、治療期間の短さで人気を集めています。
また、ブラケット自体の異物感・痛み・歯磨きの難しさを解消するために、溶けるチューブを使用してワイヤーを歯に取り付ける「ブラケットフリー矯正」も近年注目されていますが、取り扱っているクリニックはまだ少ないようです。
表側矯正の最大のメリットは、幅広い症例に対応できるところ。歴史がある治療法で、装置が舌に触れないので咀嚼や発音もスムーズにできます。しかしブラケットやワイヤーの種類によっては装置が外から目立つことがあり、見た目が気になってしまう場合があります。
裏側矯正は別名「舌側矯正」や「リンガル矯正」とも呼ばれる、歯の裏側に装置を取り付け歯並びを整える方法。少し口を開けたぐらいでは見えることもなく、見た目を気にせずに矯正治療を行うことができます。表側矯正と比べ難易度の高い矯正方法なので、取り扱っているクリニックの数は限られています。
裏側矯正は歯の裏側に装置をつけるので周囲に気づかれにくい上、唾液の殺菌作用により虫歯になりにくいメリットがあります。しかし歯の裏側の形状は、患者によって差が大きいのでオーダーメイドの装置作成が必要となるので注意が必要。そのため時間や費用が表側矯正と比べかかってしまい、トータルコストが高くなってしまいます。
マウスピース矯正は、少しずつ形の違うマウスピース数十組(症状によって数は異なる)を、およそ10〜14日ごとに次のものへと取り替えていき、少しずつ理想の歯並びになるよう歯を動かしていく方法です。
世界的に広く普及している「インビザライン 」は、治療前に歯の移動を3Dシミュレーションしてマウスピースを作成します。そのほかの「クリアライナー」「アソアライナー」には、素材の硬さに種類があり矯正中の痛みが少ないのが特徴です。
マウスピースの利点は、透明な装置なので周りの視線を気にせず日常生活が送れるというところ。また食事や歯磨きのときに自分で簡単に取り外しができるので、口腔内を衛生的に保つこともできます。しかし、表側矯正などと比べると適応できない症例もあり、抜歯を必要とするような重度のケースには適していません。
矯正や装置の種類、それぞれの特徴についてご説明しましたが、いかがでしたか?歯列の状態や予算などによって最適な治療法は違いますが、仕事やプライベートでストレスを感じずに美しい歯並びを目指すのであれば、ぜひマウスピース矯正を検討してみてはいかがでしょう。
最寄り 駅 |
秋葉原駅より 徒歩5分 |
診療 時間 |
10:00~20:00 |
休診 日 |
祝日 |
TEL | 03-6260-8513 |
インビザライン費用:
33~88万円
最寄り 駅 |
御徒町駅より 徒歩1分 |
診療 時間 |
12:00~18:00 |
休診 日 |
火・木・ 日曜日・祝日 |
TEL | 0120-018-402 |
インビザライン費用:
93.5~104.5万円
最寄り 駅 |
入谷駅より 徒歩1分 |
診療 時間 |
9:30~12:30 14:00~18:30 |
休診 日 |
木・ 日曜日・祝日 |
TEL | 03-5828-4618 |
インビザライン費用:
93.5万円
※費用はすべて税込価格です。
※台東区でクリニックの公式サイトに「インビザライン専用の“iTero”3Dスキャナーを導入している旨を掲載しているクリニック」のみピックアップしています。
※iTeroとは、光学スキャナーでシリコンなどの印象材を使わずに、非接触で高精細に歯型を採り3Dのデジタルデータにして利用するものです。矯正治療で欠かせない「歯型をとる」作業の常識を根底から覆したものと言えます。
歯科矯正治療の費用と期間について
矯正歯科の一般的な費用は、ワイヤー矯正で80~150万円程度(表側矯正で80万円~100万円で、裏側矯正は110万円~150万円ぐらいが目安)、マウスピース矯正で30~90万円程度と言われています。使用する器具や治療期間によって費用に幅があります。
期間については永久歯列期(永久歯に生え変わった後)でで1~2年、状態によっては、3年以上かかることもあります。
副作用について
矯正中は虫歯や歯周病、装置の接触による口内炎などにかかりやすくなる可能性があります。
また、金属の装置による金属アレルギーなどの恐れもありますので、不安な点についてはクリニックへご相談ください。